2014年9月8日月曜日

最後に『色は匂へど、』という作品について

「ここには空洞があるだけだ。」

いろんな人間たちが混在している様子が見たかった。
想像し得る範囲を超えることができれば、今よりも世界が鮮明に見える気がする。
それは知らない土地を旅するのに似ている。

「動き回ってください。旅をすること。しばらくのあいだ、よその国に住むこと。けっして旅することをやめないこと。もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。」-スーザン・ソンタグ

自分自身を脱却してしまうと、そこはただの空洞になる。

「迷子迷子、人生迷子!」

帰る場所を失った虚しさと、一切を洗い流した清々しさが同時にやってくる。

悲観しているのか楽観しているのか、よく分からない。

「方舟に乗ることが出来るのは全うな人間だけですと、神様は言った。」

何だか笑いがこみ上げて来る。

思い悩んでいた色々を急に手放す。そういう処世術。

「嘘で作られた世界、だからこそ、よいのだと思う。思います。」

個性的で魅力的な俳優さんたちが作り出す劇世界が、
あんまり素晴らしいと全然泣けるシーンじゃないのに泣きたくなることあるよなあ。

そんな私はいま、とても東京ディズニーランドに行きたい。
いや、シーのがいいかも。
なぜなら酒が飲めるから。


そしたらまた、呑んだ分だけ語りまくる。

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